このアダプタは、TIのMSP430 LaunchPadから基板上のターゲットデバイス(MSP430)搭載用ICソケットに接続されているデバッグ用の配線、「Spy-Bi-Wire」を外部の1.8V～3.6Vの電源電圧範囲で動作させているMSP430のプログラミングやデバッグのために引き出せるようにしたものです。

このアダプタを経由して接続されたLaunchPadの外部にあるMSP430は、LaunchPad上のICソケットに挿入されたMSP430と同様に、PCのUSBポートに接続されたLauncPadを使ってプログラムの書き込みやデバッグを行うことができます。

このアダプタを介して接続することで、DIPのMSP430をLaunchPadのICソケットとターゲットシステムのICソケットの間で抜き差ししながらデバッグする必要がなくなりますので、LaunchPadを本格的なICEとして使うことができるようになります。

このアダプタは、LaunchPadの基板とスタッキングして接続することができますので、省スペースかつ配線の煩わしさが低減されています。

アダプタから外部のMSP430を搭載したシステムへの接続には4本の配線で事足りますが、キットには10芯のフラットケーブルと5ピン×2列のシュラウド付ピンヘッダを添付しています。

基板には2.54mmピッチのピンヘッダ等を搭載するための端子を全部で三箇所用意していますので、独自に製作した4線のハーネスを接続することもできます。

<注意事項>
このアダプタを使用するときには、LaunchPadのICソケットからMSP430を抜いた状態にして置いてください。