※設計&製作協力:SOF-KOU-MIさん

RAP-GA01概要について。(製作者より)

過去に多くのユーザー様に御支持頂きました「4段階可変連射装置」回路を新たにブラッシュUPし、同期式連射の対応速度を5段階へと拡張。さらに細かいパルスパターン設定と反転機能を追加搭載しました。また、低速対応にする為に、ボリューム連射装置を搭載。こちらは「同期式連射装置」と「ボリューム式連射装置」を同時に使用する事が可能な連射装置完成品になります。

同期式連射装置部に関しては、面実装部品を使用することで回路の小型化にも努めました。また、より多くのゲーム基板に対応させるため、フィルターを2パターン用意しています。

<同期式連射回路部>
ゲーム基板から出力されている「SYNC(複合同期信号)」と呼ばれる信号を本回路の「LPF」を介し、垂直同期信号のみを取り出し、その信号(以下：CLK)をダイレクトに入力する事で連射部に供給します。入力されたCLKより「1/2(Q4)・2/5(Q5)・1/3(Q3)…T1」を切り替え、そこから派生した「1/4(Q4)・1/5(Q5)・1/3(Q3)…T2」の2パターンの信号を出力します。またT2の信号は「1パルスモード(JP2にて切り替え)」にも対応しています。さらに、T1とT2には「反転タイミング出力(~T1と~T2)」も用意されています。

※尚、コチラは全てのゲーム基板で完全に動作するものではありません。正常に動作が見込めない場合、後述のボリューム連射を使用して下さい。

<ボリューム連射装置>
同期式連射回路にて動作しないゲームや低速な連射が必要なときに使用します。速度は基板上のトリマ抵抗にて調整し「回路上のVRを右に回す事で速度UP、左へ回す事で速度DOWN」となっています。この回路の信号は「VROUT」という端子より出力されています。

<入力と出力について。>
電源は「+5VとGND」を使用します。ほか、ゲーム基板より供給されている「SYNC」を入力して下さい。連射信号の接続方法については、連射をさせたいボタンのGNDを外し、そこに連射装置より出力させた信号を接続するようにします。

「RAP-GA01-AC」仕様について。

基板サイズ:60mm×31mm
電源電圧:ゲーム基板の+5V(Vcc)及びGND(Vee)
その他入力:コントローラーからの「CLK」信号…RCLKへ入力
出力①:「T1・~T1・T2・~T2(同期式連射装置)」…T2はT1の半速出力です。
出力②:「VROUT(ボリューム式連射装置)」
※一つの出力ポートからは、原則的に最大で8個のスイッチを連射させる事が可能になっています。

その他

連射信号の出力ポート用に「【特価品】1×40ピンヘッダ (2.54mmピッチ)」が1本付属していますので、用途により半田付してご使用下さい。

こちらの連射装置は、十分な環境及びゲームタイトルで動作の確認は行っていますが「一部ゲームタイトル及びユーザーのゲームプレイ環境」によって、動作しない事がありますので、予めご了承下さい。

ゲーム基板側の電圧が、「+5.0V」になっていることを確認して下さい。

製造時期により、定数等の仕様変更がある場合がございます。

ご使用になる前に、必ず付属の「取扱説明書」を読むようにして下さい。尚、本回路使用時におけるトラブルについては責任を負いかねますので、予めご了承願います。