概要

本製品は、世界中の多くのメーカーへコネクタ供給を行っているAEC Connectorsのハイエンドオーディオブランド"aeco"の3.5mmプラグです。



電極素材・メッキ処理・独自構造など、ハイエンドオーディオに相応しいこだわりで設計・製造された製品です。

特徴

純銅に匹敵する高い電気伝導率を誇る"テルル銅"を採用

本製品の電極素材には、銅純度99%オーバーかつ電気伝導率97%IACS*1の純銅に匹敵する"テルル銅"を採用しています。

一般的なオーディオ用コネクタには真鍮(C3604/Cu:57～61%)、ハイグレードな製品にはベリリウム銅(C17300/Cu≒97%)が用いられることが多い中、本製品に採用されているテルル銅は非常に高い電気伝導率を誇り、電気信号のロスを極限まで低減します。

ニッケルフリー + 超肉厚メッキ

一般的な金メッキ製品には、ニッケルメッキが下地として施されています。
ニッケルメッキは、金メッキの不良率を低減し、耐久性を向上させるというメリットを持つ反面、プラグを構成する銅合金や金メッキに対して電気抵抗が大きいことや、磁性によるインダクタンスの増加(高い周波数での損失の増加)というデメリットを併せ持ちます。
また、非磁性の高リンタイプのニッケルメッキの場合、磁性のあるニッケルメッキに比べて直流抵抗が大きい場合があります。

本製品では、ニッケル下地メッキを排除し、電気的なデメリットを取り除いています。
また、不良率や耐久性に関しては、メッキ厚を超肉厚にすることで解決を図っています。
4.4mmプラグに用いられる金メッキ厚は0.1～1μ前後ですが、例えば本製品の金メッキ品では10μの厚みとなっており、ポピュラーな4.4mmプラグの10～100倍の厚みとなっています。
※銀メッキは120μ厚

重要なGNDインピーダンスを最小化する独自構造

本製品は、全ての電極が完全な一体成型となっており、シングルエンド動作で重要なGNDインピーダンスを含めた接触抵抗を最小化する構造となっています。
左右の電極を半月型にして配置することで、左右の特性差を極限まで小さくした構造にもなっています。
また、シェルパーツと絶縁を行うことで、GND電位の揺らぎを最小化し、実動作時の特性のばらつきを最小化した構造となっています。

Bispaスタッフによる紹介

本製品は、材質の選定や処理方法だけでなく、設計面まで妥協なくこだわったハイエンドコネクタとなっています。
お客様のご要望を基に、メーカー様と共同開発をさせていただいたテルル銅無垢(無メッキ)品"AT3-1351"やロジウムメッキ品"AT3-1351R"は特に人気の製品となっております。

Bispaでは、お気軽にお試しいただけるよう、メーカー定価からの割引を行っております。
また、Bispa製品のプラグアップグレード(特注およびご購入後の変更)も承っております。
製品へのご採用や数量割引だけでなく、はんだ付けをされない場合でも、お気軽にお問合せをいただけましたら幸甚です。

商品ページ

	AT3-1351G
	税込単価5400円|1個～（※価格は執筆時点のものです）
	AECO製3.5mmコネクタ(金メッキ/97%IACSテルル銅採用)

	AT3-1351S
	税込単価5400円|1個～（※価格は執筆時点のものです）
	AECO製3.5mmコネクタ(銀メッキ/97%IACSテルル銅採用)

	AT3-1351R
	税込単価6000円|1個～（※価格は執筆時点のものです）
	AECO製3.5mmコネクタ(ロジウムメッキ/97%IACSテルル銅採用)

	AT3-1351
	税込単価4400円|1個～（※価格は執筆時点のものです）
	AECO製3.5mmコネクタ(無垢プラグ/97%IACSテルル銅採用)