BTL(バランス)出力対応のヘッドホンアンプ。「BSP-PHPA-03BT」の紹介です。<New!!:2013/10/08>
2013年08月28日(水) 10時14分
コチラがBispaオリジナルのポータブルヘッドホンアンプ。「BSP-PHPA-03BT」です。
「BSP-PHPA-03BT」は近年、主流となっている携帯オーディオプレイヤーを意識して設計及び製造されたヘッドホンアンプです。最近、流行の兆しを見せている「BTL(バランス)出力」に対応したモデルとなっています。(尚、BTL出力をご利用になる場合、ヘッドホンやイヤホンに専用加工等が必要になります。)また、従来の接続方式でもあります「SE出力」にも変換ケーブルを使用する事で対応が可能になっております。
「BSP-PHPA-03BT」は再生環境の持ち味が十分に活きるよう設計されたヘッドホンアンプであり、十分な特性と音質が得られるよう配慮した回路設計になっています。基板に関しては、このモデル用に新たに基板の再設計を行い、従来モデルにありました「使い易さ・機能性・高音質」をそのまま実現するため、部品の選定にも気を配っています。
電源は「単4電池×4本」で動作する為、簡単に扱う事が出来ます。また電気的な特性にも配慮し、BTL出力と通常のSE出力。さらに、たくさんのヘッドホンに対応できるように設計されたヘッドホンアンプになります。
「BSP-PHPA-03BT」は近年、主流となっている携帯オーディオプレイヤーを意識して設計及び製造されたヘッドホンアンプです。最近、流行の兆しを見せている「BTL(バランス)出力」に対応したモデルとなっています。(尚、BTL出力をご利用になる場合、ヘッドホンやイヤホンに専用加工等が必要になります。)また、従来の接続方式でもあります「SE出力」にも変換ケーブルを使用する事で対応が可能になっております。
「BSP-PHPA-03BT」は再生環境の持ち味が十分に活きるよう設計されたヘッドホンアンプであり、十分な特性と音質が得られるよう配慮した回路設計になっています。基板に関しては、このモデル用に新たに基板の再設計を行い、従来モデルにありました「使い易さ・機能性・高音質」をそのまま実現するため、部品の選定にも気を配っています。
電源は「単4電池×4本」で動作する為、簡単に扱う事が出来ます。また電気的な特性にも配慮し、BTL出力と通常のSE出力。さらに、たくさんのヘッドホンに対応できるように設計されたヘッドホンアンプになります。
電池アクセスを容易にしたこだわりの設計。
コチラのヘッドホンアンプの最大の特徴は「電池交換式でアクセスを容易にした部分」部分になります。使用する電池は「単4電池×4本」で、ニッケル水素充電池を利用する事が出来ます。このヘッドホンアンプは電池交換式ということで、ヘッドホンアンプ背面の化粧ビスを外して上側の蓋をはずし天板をスライドさせることで電池アクセスを容易にしました。尚、気になる電池の持ちですが一般的な単4充電池でおよそ「20時間以上使用する事が可能」になっています。回路設計に対するこだわり。
「BSP-PHPA-03BT」は、単4電池4本で動作させるための工夫を色々と凝らしたヘッドホンアンプです。BTL出力を前提とし「回路構成・回路定数の選定等」を行い、実用性及び電気的な特性もより十分なものになっています。回路構成については、高性能オペアンプをふんだんに使用した回路になっています。オペアンプにはテキサスインスツルメンツ社のオーディオ用高精度ローノイズオペアンプを採用しています。「ローノイズ・高精度」という性能を持つオペアンプの採用により、電池駆動のようなオーディオ回路でも十分な音質と特性を得る事が可能です。またBTL出力を可能とするバッファ段には、差動出力ドライブ可能なオペアンプを合わせて採用しており、専用設計ならではの高いS/N比が実現されています。さらに、電池駆動という点も考慮し、低消費電力タイプな設計となっているので電池駆動時において優れた性能を発揮します。
部品に対するこだわり。
音質に一番影響する入力信号が通過するポイントには、当社オリジナルコンデンサー「LGMFCシリーズ」とPanasonic社製フィルムコンデンサー「ECHUシリーズ」を採用しました。周波数特性に優れ、こうした入力信号に使うには非常に優れた品種のフィルムコンデンサーになります。電源ラインに使用するコンデンサーについても、色々と拘っています。音声信号に影響を及ぼすポイントにはnichicon社の最新低Zコンデンサーを採用しています。ESR等のスペックが良好で、電源ラインに使用するには最適です。また、各オペアンプの電源部にもコンデンサーを惜しみなく採用しており、電源のノイズ等にも非常に気を配っています。勿論、これらのパーツは電源電圧や他部品との音色のバランスを考慮した上での選定となっています。
回路を構成するにあたりなくてはならない抵抗には、過去製品にも採用し色々な所で御好評を頂いているBispaオリジナルの金属皮膜抵抗「LGMFS」シリーズを採用しています。精度誤差が小さく、「電流雑音特性・温度係数・絶縁抵抗値」等を初めとした部分に特に優れています。また、リード足は周波数特性に優れた材質が使われています。
音質の要となるボリュームにも、Bispaオリジナル9mm角ボリューム「BSP92FG5」シリーズを採用しました。基板から直接にFG(フレームGND)端子を落とすことで、GNDのリターン経路を極力減らしノイズを少しでも減らすように「設計・特注」されたボリュームを採用しました。
電源スイッチも、余裕がありトルクのしっかりした専用設計SWを採用しています。リード足の材質にも気を使い、しっかりとした信頼性の高いものを採用しています。また、電源の誤動作を防ぐためスイッチの向き等にも気を配りました。
様々な場所で利用する小容量のフィルムコンデンサーには、Panasonic社製のチップフィルムコンデンサー等を採用しています。使用する場所とそれに見合った材質・品種の使分けを行っています。それぞれを上手く組み合わせることで「音質・性能」の両立が取れる様に配慮しています。
電気的な仕様及び特性。
おもな仕様
寸法 | 107×67×27mm(最大寸法/VR及びネジ突起部のサイズは含まず) |
---|---|
電源 | 単4電池×4本使用(充電池及び1次電池使用可※) |
入力 | 3.5Φステレオミニジャック |
入力インピーダンス | 約10KΩ |
出力 | TinyXLR-5PIN |
推奨インピーダンス | ローゲインモード時…8Ω~120Ω ハイゲインモード時…11Ω~600Ω |
充電池…1.2V標準の単4型ニッケル水素充電池
電気的特性
測定条件- 測定機器…Panasonic VP7723-B(測定器の測定方法及び条件に順ずる)
- 電源電圧…DC+5V
- 基本測定周波数…1KHz(LPF=80KHz)
- 測定負荷…SE接続:30Ω / BTL接続:各端子30Ω
■SE接続時電気的特性
利得 | ローゲインモード時 (利得=1倍) | ハイゲインモード時 (利得=3.5倍) | 補足 |
---|---|---|---|
最大出力 | 25mW+25mW | 25mW+25mW | ※THD+N=3%時 |
THD+N | 0.0010%以下 | 0.0018%以下 | ※各ch/0.75Vrms出力時 |
S/N | 113dB | 107dB | ※JIS-A |
利得 | ローゲインモード時 (利得=2倍) | ハイゲインモード時 (利得=7倍) | 補足 |
---|---|---|---|
最大出力 | 120mW+120mW | 120mW+120mW | ※THD+N=3%時 |
THD+N | 0.0040%以下 | 0.0045%以下 | ※各ch/0.75Vrms出力時 |
S/N | 108dB | 101dB | ※JIS-A |
付属品
- 予備化粧ビス(計2個)
- JPピン(計4個、予備含む)
- 脱落予防シート(1枚)
- ALO社バランスコネクター変換ケーブル(1本)
- SE接続用変換ケーブル(1本)
「BSP-PHPA-03BT(03EB)」のOUTPUTピンアサインについて。(2013/10/8:追記)
本製品のOUTPUTピンアサインになります。(掲載が遅れてしまい申し訳ございませんでした。)尚、ピンアサインは「1番-HOT(左ch)・2番-COLD(左ch)・3番-COLD(右ch)・4番-HOT(右ch)・5番-GND(SE接続時使用)」となっており、コネクターに表記されている番号に準じます。「BSP-PHPA-03BT」対応のMMCXタイプのBTL出力ケーブルも同時発売です。
「BSP-PHPA-03BT」に対応する、MMCXタイプのBTL出力ケーブル「BSP-HPCL-UPFEPMX」も同時発売になっております。7NクラスのソフトタイプのUPCCOFケーブルを採用したイヤホン用のケーブルになります。低域と高域をより明瞭にし、中域のメリハリがキチッと出るケーブルです。左右のセパレーションが非常に良く、定位感に優れ空間表現も優れた帯域バランスの良い音作りを意識しました。イヤホンの特徴をそのまま最大限に活かすように作成した、当社BTL出力ヘッドホンアンプ専用のイヤホンケーブルになります。
耳掛け式に対応しており形を固定できるので、装着感も良くソフトタイプの皮膜を採用しているのでタッチノイズにも配慮したつくりになっています。また、フラット形状のケーブルを採用しており、取り回しとノイズ面でも気を使った造りとなっています。また、SE接続変換ケーブルも付属しておりますので、通常の機器に接続する場合でもご利用いただけます。
「BSP-HPCL-UPFEPMX」用の各種変換ケーブルが発売になります。(2013/10/8:追記)
「BSP-PHPA-03BT」に対応する、MMCXタイプのBTL出力ケーブル「BSP-HPCL-UPFEPMX(以下:UPEEPMX)」に使用できる各種変換ケーブルを販売します。Ⅰ:「BSP-HPCL-UPFMXSEM」
UPFEPMXに使用できるSE(シングルエンド)変換ケーブルになります。こちらはUPFEPMXを一般的なステレオミニプラグ出力機器で使用する事が可能になります。
ケーブル長は約6.5cmで、ポータブル機器等で使いやすい長さになるようにしました。
Ⅱ:「BSP-HPCL-UPEMXSET」
UPFEPMXに使用できるSE(シングルエンド)変換ケーブルになります。こちらはUPFEPMXを一般的な標準ステレオプラグ出力機器で使用する事が可能になります。
ケーブル長は約13.5cmで、色々な接続機器で使いやすいよう長さになるようにしました。
Ⅲ:「BSP-HPCL-UPFMXXLR」
UPFEPMXに使用できるXLRコネクター変換ケーブルになります。こちらはUPFEPMXをXLR端子採用機器にて使用する事が可能になります。
ケーブル長は約13.5cm(XLR分岐部約4.5cm)となっています。尚、こちらのXLR端子は「2番-HOT・3番-COLD」という仕様になっております。ご使用の際は「接続機器側のピンアサイン」を必ず確認する様にして下さい。
Ⅳ:「BSP-HPCL-UPFMXBT4」(受注生産品)
UPFEPMXに使用できるBTL(バランス)出力機器用変換ケーブルになります。(仕様は4極ミニプラグになります。)こちらはUPFEPMXを一部機器に採用されている「BTL(バランス)出力」端子採用機器にて使用する事が可能になります。
ケーブル長は約6.5cmとなっています。で、ポータブル機器等で使いやすい長さになるようにしました。尚、こちらの4極ミニプラグの端子は「1番-HOT(左ch)・2番-HOT(右ch)・3番-COLD(左ch)・4番-COLD(右ch)」という仕様になっております。ご使用の際は「接続機器側のピンアサイン」を必ず確認する様にして下さい。
尚、これらの変換ケーブルは10月10日より発売開始になります。宜しくお願い致します。