ビスパのオーディオブログ

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好きな部品を組み合わせて作る小型ヘッドホンアンプKIT。「PHPA-KIT-02」の紹介です。

2013年10月09日(水) 10時26分
PHPA-KIT02-PCB」は、色々な部品を製作する方がチョイスできるように設計された、
手軽に製作できるように設計されたヘッドホンアンプ基板です。色々な部品を試せるように、少し余裕のあるスペースを用意し、回路そのものは少ない部品点数でかつコンパクトに回路をまとめた基板になります。(反転増幅回路を用いて、よりコンパクトになるように設計しています。)また、入手しにくい部品や基本的な部品を一緒に同梱したものがこちらのセットになります。

回路基板の方は「駆動力に長けるトランジスタバッファ段」にて駆動可能な回路となっていて、電流出力供給が安定していて、バッファ段そのものの出力インピーダンスが低いという特徴があります。

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電源は「単4電池2本×2(両電源)」で動作する為、簡単に扱う事が出来ます。

直ぐに作れる「オペアンプ&トランジスタセット」もご用意しております。

お客様よりご要望が多かった、この基板に使用できるパーツセット「PHPA-KIT02-opampset」の販売を開始しました。オペアンプやトランジスタの他にも、必要な部品を同封してありますので「PHPA-KIT02-PCB」と組み合わせる事で、直ぐにヘッドホンアンプを組み上げる事が可能になります。

回路についての概要。

このKITの大きな特徴は、出力バッファ段に「トランジスタバッファ」を用いている事です。また、こちらの基板では「TO-92パッケージのトランジスタ」及び、「SC-59パッケージのトランジスタ」を用いる事が可能です。
さらに「TO-92パッケージのトランジスタ」を用いる際は、リードアサイン(「E/C/B」配列と「E/B/C」配列)が異なるトランジスタでも、使用する事が可能になっています。また近年、トランジスタのチップ化に伴い「SC-59パッケージのトランジスタ」も実装出来るように配慮しました。

使用できるオペアンプは2回路タイプのものが使用可能です。(電池駆動の場合は、最低駆動電圧が4.5V以上のものがオススメです。)他にも、発振対策用の各種部品を実装できるパターンも用意しておりますので、製作される方々の創意工夫で様々な音のヘッドホンアンプを作る事が可能になっています。他にも、バイアス部には「低電流ダイオード1.0mA」を用いる事も出来るように同封させて頂きました。

さらに、回路基板と電池BOX部を切り離す事も可能で、コンパクトな専用ケースも近日中に発売予定となっています。(尚、本KITを組み上げる際は「プラスドライバー、ラジオペンチ、ニッパー、半田ごて、半田」が最低限必要になります。)

電気的な仕様及び特性

推奨電源電圧:±1.2V~±2.9V(単電源動作はできません。ご注意下さい。)
入力:3.5Φステレオミニジャック
出力:3.5Φステレオミニジャック
推奨インピーダンス:8Ω~120Ω(「PHPA-KIT02-opampset使用時)

※電池に関しては、次の仕様のものがご利用頂けます。
充電池…1.2V標準の単4型充電池(ニッケル水素またはニッカド電池推奨)
尚、原則的に1次電池は御利用いただけません。予め御了承下さい。

e☆イヤホン様でも、コチラのKITが特別仕様になって販売されています。

こちらのKITですが、特別仕様モデルの方が[http://www.e-earphone.jp/:e☆イヤホン様」でも発売開始されています。コチラは、半田付け初心者の方の為にある程度、部品を実装した形で基板が出来ており、専用ケースの方も同梱させて頂きましたので、初めて半田ごてを使うような方でも直ぐに作る事が可能になっております。尚、当社にて販売されているKITとは次の点が異なります。

・オペアンプとトランジスタが異なり、最初から全てセットになっている。
・上記部品の変更に伴い、定数が一部異なる。

以上になります。現在は両店舗で店頭販売という形で取扱いして頂いておりますので、合わせて宜しくお願い致します。

最後に。

色々なパーツを組み合わせる事で、自分だけのオリジナルヘッドホンアンプを作る事が可能な基板ですので、皆様の創意工夫で色々な音のするヘッドホンアンプを作ってみてください。また、専用ケースの方も間もなく発売予定ですので宜しくお願い致します。