ビスパのヘッドホンアンプ

薄型ケース採用の「VA-GNDデザイン仕様」の限定モデル。ポータブルヘッドホンアンプ「BSP-PHPA-05SPA」。

2016年03月31日(木) 11時10分

コチラがBispaオリジナルの「VA-GNDデザイン仕様」の限定ポータブルアンプ。「BSP-PHPA-05SPA」です。

画像0

「BSP-PHPA-05SPA」は、発売以来多くのお客様よりご好評頂いております「BSP-PHPA-05SPB」をベースにし、設計及び製造されたポータブルアンプです。

「BSP-PHPA-05SPB」はDJ用やモニター用を始めとしたヘッドホン向けの回路構成を周到していましたが「基本部はそのままにより柔軟に幅広い接続機器に対応」して欲しいというユーザーの声を実現した限定モデルになります。

「BSP-PHPA-05SPA」では出力時に「左右独立型GND」にも対応し、これに伴い当社では初めて「VA-GNDデザイン」を採用しました。最近、一部で流行っている「3.5mm4極プラグ」の運用で、聴感上のクロストークがより少ない音声出力を狙った仕様としています。

また、この仕様デザインを活かす為に出力にはアイソレーターをはさみ、信号に対し外部からの影響を出来るだけ抑え、回路構成と併せ小音量時での運用においても配慮した仕様となっています。

電源は「単4電池×4本」で動作する為、簡単に扱う事が出来ます。また電気的な特性にも配慮し、たくさんの接続機器に対応できるように設計されたヘッドホンアンプになります。

回路設計に対するこだわり。

「BSP-PHPA-05SPA」は、単4電池4本で動作させるための工夫を色々と凝らしたイヤホン向けのポータブルアンプです。低い電圧でありながら十分な出力特性を実現し、さらに従来の05シリーズにあった駆動方式「"H"モード」と小音量時の運用に最適な「"A"モード」の2タイプの切替機構を採用しました。

まず、ベースとなる回路構成については、高性能オペアンプを合わせて使用した回路になっていて、本製品ではTi社の「SoundPlusブランド」のオーディオ用高精度ローノイズオペアンプを採用しています。

「ローノイズ・高精度」という性能を持つオペアンプの採用により、電池駆動のようなオーディオ回路でも十分な音質と特性を得る事が可能です。また回路特性と相成って小音量時の特性にも優れるという特性を持ち合わせています。

接続機器に合わせた駆動力を実現するドライブ方式は、前述の「"H"モード/"A"モード」の2タイプがあり、それぞれのモードには次のような特徴があります。(製品上部にあります、JPピンにて切替を行います。)

Ⅰ:「"H"(HIGH-POWER)」モード。

コチラは、05シリーズに採用されている「電力を要する」ドライブ方式になります。電力を大きく供給する際に「出力の電圧及び電流が大きくなるとドライブ段の性能や特性が落ちる」という問題点を緩和し、最大出力の増加及び高出力時に良好な特性を維持できる駆動方式を採用しています。DJヘッドホンやモニターヘッドホンを始めとしたヘッドホン全般やインピーダンスが高く能率の悪いイヤホンなどにも最適なドライブ方式になっています。(出荷時設定になっています。)

Ⅱ:「"A"(Active)」モード

コチラは、小音量時の特性を優先したドライブ方式になっています。小音量時の運用においては外部からの各種影響により特性面では特にその影響が出易く、イヤホンなど小音量で運用される時を想定してこちらのモードを用意しました。信号応答性が良く小信号出力時によりよい特性を得る事が可能な駆動方式を採用しています。インピーダンスが低く能率の良いイヤホンやローゲインモードでの運用時において最適なドライブ方式になっています。

画像1

上記のように、異なるイヤホンのタイプにあわせたドライブ方式を選択する事で、接続機器に合わせ十分な性能を発揮し、特性面やや音質がより良いものとなります。

ベース回路では、重要なGNDラインは音質の向上とバッファモジュールの特性を最大限に活かす為、本回路では電池による両電源方式を採用しています。また、幅広い機器をを駆動するにあたり電源周りのコンデンサーを厳選し、回路の特性を向上させVA-GNDデザインを採用した事により接続機器に対してクロストークが置き難い構造を採用。小音量時から大音量時まで安定した特性や音質を得る事が可能になっており、05シリーズの良さをそのままに「音色・安定性」の両面を考えた回路構成としています。

部品に対するこだわり。

音質に一番影響する入力信号が通過するポイントには、周波数特性に優れた軟銅錫メッキリードを採用した、当社オリジナルフィルムコンデンサー「LGMFCシリーズ」を採用しました。電解コンデンサーよりも性能に優れ周波数応答性にも優れたコンデンサーになります。

電源ラインに使用するコンデンサーについても、色々と拘っています。音声信号に影響を及ぼすポイントにはPanasonic社の導体性高分子固体コンデンサー「SEPFシリーズ」を採用しています。(従来サイズと同じ耐圧でも大きな容量になります。)そして、電源電圧や他部品との音色のバランスを考慮した上で、電源回路に小容量のコンデンサーを追加し、イヤホン向けポータブルアンプとして、より最適な手法をとっています。

回路を構成するにあたりなくてはならない抵抗には、過去製品にも採用し色々な所で御好評を頂いているBispaオリジナルの金属皮膜抵抗「LGMFS」シリーズを採用しています。精度誤差が小さく、「電流雑音特性・温度係数・絶縁抵抗値」等を初めとした部分に特に優れています。また、リード足は周波数特性に優れた材質が使われています。

音質の要となるボリュームにも、Bispaオリジナル9mm角ボリューム「BSP92FG5」シリーズを採用しました。基板から直接にFG(フレームGND)端子を落とすことで、GNDのリターン経路を極力減らしノイズを少しでも減らすように「設計・特注」されたボリュームを採用しました。

電源スイッチも、余裕がありトルクのしっかりした専用設計SWを採用しています。リード足の材質にも気を使い、しっかりとした信頼性の高いものを採用しています。また、電源の誤動作を防ぐためスイッチの向き等にも気を配りました。

様々な場所で利用する小容量のフィルムコンデンサーには、Panasonic社製「ECPU」を採用しています。使用する場所とそれに見合った材質・品種の使分けを行っています。それぞれを上手く組み合わせることで「音質・性能」の両立が取れる様に配慮しています。


本製品の仕様及び電気的な特性。

主な仕様

  • 寸法:107×66×21.mm(最大寸法/VR及びネジ突起部のサイズは含まず)
  • 電源:単4電池×4本使用(充電池及び1次電池使用可※)
  • 入力:3.5Φステレオミニプラグ
  • 入力インピーダンス:約10KΩ
  • 出力:3.5Φステレオミニプラグ(4極タイプGND独立接続機器にも対応)
  • 推奨インピーダンス:ローゲインモード時…8Ω~120Ω
    ハイゲインモード時…11Ω~300Ω

※電池に関しては、下記仕様のものを推奨します。

  • 充電池…1.2V標準の単4型充電池

電気的特性

測定条件

  • 測定機器…Panasonic VP7723-B
  • 電源電圧…DC±2.5V
  • 基本測定周波数…1KHz(出力レベル1Vp-p/LPF=80KHz)
  • 測定負荷…30Ω

<"Hモード"時特性(出荷時標準)>

利得ローゲインモード時
(利得=2倍)
ハイゲインモード時
(利得=6倍)
補足
最大出力75mW+75mW75mW+75mW※THD+N=3%時
THD+N0.0010%以下0.0020%以下※各ch2Vp-p出力時
S/N110dB103dB※JIS-A

<"Aモード"時特性>

利得ローゲインモード時
(利得=2倍)
ハイゲインモード時
(利得=6倍)
補足
最大出力60mW+60mW60mW+60mW※THD+N=3%時
THD+N0.0010%以下0.0020%以下※各ch2Vp-p出力時
S/N110dB103dB※JIS-A

付属品

  • 予備化粧ビス(計2個)
  • 予備JPピン(計8個)

販売店様のご紹介

店舗販売については下記ショップでこちらの商品を取り扱って頂いております。尚、下記販売店様では展示見本機の方もご用意させて頂いておりますので御試聴して頂くことも可能です。

最後に。

製品に対する保証ですが、ご購入いただいてから1年間の無償保証期間を設けさせて頂いています。(但し、同封されている「保証サービスについてのご案内」に書かれている保証規定に準じます。予めご了承下さい。)

正式な発売は4月1日を予定しております。また、各取扱い店舗様にて販売も開始しており、当社Webページでも販売を開始します。限定モデルの当社オリジナルポータブルアンプ。「BSP-PHPA-05SPA」を宜しくお願い致します。