ビスパのオーディオブログ

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発売5周年の数量限定モデル「BSP-PHPA-03R+」のご紹介です。

2018年07月11日(水) 09時55分

ポータブルヘッドホンアンプ「BSP-PHPA-03R+」になります。

コチラがBispaオリジナルのポータブルヘッドホンアンプ。「BSP-PHPA-03R+」です。

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「BSP-PHPA-03R+」は、「BSP-PHPA-03R」の発売5周年を記念して企画されたモデルで、数々のブラッシュUPを行った「周年限定モデル」として製作されたヘッドホンアンプです。

近年、主流となっている携帯オーディオプレイヤーやイヤホンの高性能化に伴い、設計及び製造されたヘッドホンアンプで、長きに渡り御好評頂いております「BSP-PHPA-03R」のベースの良さをそのままに、より洗練された製品なっています。基板及び主幹パーツの殆どは「BSP-PHPA-03」と同じパーツを出来るだけ採用し、多くのユーザーの方々のフィードバックを踏まえ、リファインされ開発されています。

「BSP-PHPA-03R+」は再生環境の持ち味が十分に活きるよう設計されたヘッドホンアンプであり、十分な特性と音質が得られるよう配慮されています。今回の周年モデル化にあたり、現在のポータブル環境を考慮。主に「小音量時におけるボリューム調整のやりやすさ」にスポットをあてつつ、ベースモデルと同様の使い勝手と音質を実現するため「新たなドライブモード」を追加しました。

電源は「単4電池×4本」で動作する為、簡単に扱う事が出来ます。また電気的な特性にも配慮し、たくさんのヘッドホンに対応できるように設計されたヘッドホンアンプになります。

電池アクセスを容易にしたこだわりの設計。

コチラのヘッドホンアンプの最大の特徴は「電池交換式でアクセスを容易にした部分」です。使用する電池は「単4電池×4本」で、ニッケル水素充電池を利用する事が出来ます。(こちらのモデルは充電池のみの対応となっています。)

電池アクセスを容易にするため、ヘッドホンアンプ背面の化粧ビスおよび背面上部の蓋を外し、天板をスライドさせる方式を採用しています。気になる電池の持ちですが一般的な単4充電池でおよそ「20時間以上使用する事が可能(5mW出力時)」になっています。

回路設計に対するこだわり。

「BSP-BHPA-03R+」は、単4電池4本で動作させるための様々な工夫を凝らしたヘッドホンアンプです。低い電圧でありながら大型のヘッドホンをドライブさせるのに十分な駆動力を実現しました。また、こちらのモデル用に新たに「回路構成・回路定数の選定・配線パターンの工夫」を行い、電気的な特性もより優れたものになっています。

本アンプは高性能オペアンプを使用した回路になっています。音質の要となりアンプ全体の特性を大きく左右する利得段には、Ti社の高精度ローノイズオペアンプ「OPA2209」を新たに採用しました。OPA2209の「ローノイズ・高精度」という特徴はこのアンプにおいて十分に発揮され、低電圧動作においても良好な特性を出す事が可能で、消費電力が小さいことも特徴です。駆動力を強化するバッファ段にはTi社の高速オペアンプ「LMH6643」を引き続き採用しています。「高速・ハイカレント」という特徴は、様々な接続機器をドライブするのに十分な力を発揮します。

アンプ回路で重要なGNDラインでは、「BSP-PHPA-03R」で御好評を頂いております専用回路を使い、専用バッファICを使ってドライブしています。これにより安定したGND電位を実現しています。専用GND回路により、ドライブ力や安定性を強化することで、回路全体の安定性や特性を向上させ、大きな出力を取り出しても十分な音質を得ることができます。

部品に対するこだわり。

音質への影響を考えつつ、「BSP-PHPA-03R」のもつ「ボーカル域が映える」持ち味を活かすように配慮しています。

電源ラインのコンデンサーでは、電源電圧や音色のバランスを考慮した上で「日本ケミコン社の低Zコンデンサー」や「音響用コンデンサー」を採用しています。

回路を構成するにあたりなくてはならない抵抗には、過去製品にも採用し色々な所で御好評を頂いているBispaオリジナルの金属皮膜抵抗「LGMFS」シリーズをメインに採用しています。精度誤差が小さく、「電流雑音特性・温度係数・絶縁抵抗値」等の特性が非常に優れています。また、リード足は周波数特性に優れた材質が使われています。

電源スイッチは、余裕がありトルクのしっかりした専用設計SWを採用しています。リード足の材質にも気を使い、しっかりとした信頼性の高いものを採用しています。また、電源の誤動作を防ぐためスイッチの向き等にも気を配りました。

様々な場所で利用する小容量のフィルムコンデンサーには、Panasonic社製「ECHU/ECPU」を採用しています。使用する場所とそれに見合った材質・品種の使分けを行っています。それぞれを上手く組み合わせることで「音質・性能」の両立が取れる様に配慮しています。

新たに追加された、2種のドライブモード。

ポータブル環境が「ハイレゾ化、イヤホン使用」と変化してきているのにあわせて「BSP-PHPA-03R+」では、新たなドライブモードを追加しています。

03Rより継承している「R(Raid)モード」は、ヘッドホンや高インピーダンス機器に最適なドライブ方式となっています。

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また今回、新たに追加した「B(Basic)モード」は、現在主流になっているイヤホンや低インピーダンスのヘッドホン等、幅広い機器で使用できるドライブ方式となっており、これらのモードを使用する接続機器にあわせて任意に選択する事が可能になっています。

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仕様について。

このヘッドホンアンプは「お気に入りのヘッドホンをより快適に楽しむ」事を前提に作られています。DAPのヘッドホン端子からの出力を高インピーダンスの大型ヘッドホンでも容易にドライブさせる事が可能です。もちろん、ライン入力機器にも対応していますのでイヤホンやヘッドホンを色々と差し替えて利用する事も十分に可能です。

また、インピーダンスの低い小型のヘッドホン及びイヤホンに対応させる為に、ゲイン切替を設けてあります。(今回のモデルでは、ローゲイン時の音量調整を行いやすいようにローゲインモードのゲインやボリュームカーブを変更してあります。)通常、御使用になられた際に「音量が大きくて、ボリュームを使った音量調整がやり難い」時に利用する事で快適に動作させる事が可能です。

電気的な仕様及び特性。

おもな仕様

寸法107×72×27mm(最大寸法/VR及びネジ突起部のサイズは含まず)
電源単4電池×4本使用(充電池及び1次電池使用可※)
入力3.5Φステレオミニジャック
入力インピーダンス約10KΩ
出力3.5Φステレオミニジャック
推奨インピーダンスローゲインモード時…11Ω~300Ω
ハイゲインモード時…32Ω~600Ω

※電池に関しては、次の仕様のものがご利用頂けます。

充電池…1.2V標準の単4型充電池(ニッケル水素またはニッカド電池推奨)

・原則的に1次電池は非推奨となっています。予め御了承下さい。

電気的特性

測定条件

  • 測定機器…Panasonic VP7723-B
  • 電源電圧…DC+5V
  • 基本測定周波数…1KHz(LPF=80KHz)
  • 測定負荷…30Ω

<Bモード使用時>

利得ローゲインモード時
(利得=1倍)
ハイゲインモード時
(利得=4倍)
補足
最大出力40mW+40mW40mW+40mW※THD+N=3%時
THD+N0.0010%以下0.0020%以下※各ch/0.75Vrms出力時
S/N113.5dB106dB※JIS-A

<Rモード使用時>

利得ローゲインモード時
(利得=1倍)
ハイゲインモード時
(利得=4倍)
補足
最大出力45mW+45mW45mW+45mW※THD+N=3%時
THD+N0.0010%以下0.0020%以下※各ch/0.75Vrms出力時
S/N113.5dB106dB※JIS-A

購入方法について。

現在、下記URLにて販売を開始させて頂いております。

「BSP-PHPA-03R+」販売ページ

宜しくお願い致します。

最後に。

今後、「BSP-PHPA-03R」を既にご購入して頂いておりますお客様に対する「バージョンUPサービス」も予定しております。(お問い合わせは「order@bispa.co.jp」まで、宜しくお願い致します。)

当社オリジナルヘッドホンアンプ。「BSP-PHPA-03R+」を宜しくお願い致します。